年賀状で無料の筆文字素材を手に入れよう

年賀状の挨拶文と言えば、手書きの筆文字素材は付きものですよね。
例えば、こんな感じの文字です。

しかし、既製の筆文字素材だと、なんだか味気に欠けてしまう気がする…

「なにかが違うのね・・・」

ご安心ください。
そんな方のために、本サイト「百合の筆」では、手書きの年賀文字を無料で提供しています。

これらの筆文字素材はすべて、当サイト管理人であり、筆文字作家として活動している「百合」が1文字ずつ心を込めて書きあげております。

あなたの大切なご家族やお友達にお送りする年賀状に、本サイトの素材をお使いいただければとても嬉しいです。

年賀文字をわざわざ手書きで書いている理由

今どきはほとんどのことがパソコンで、しかも安価で出来てしまいます。
年賀状もしかり。

年賀状ソフトをお持ちであれば、その中にたくさんの筆文字の書体や、筆文字の画像素材があるはずです。
それらを使えば、あっという間に年賀状は簡単に出来てしまいます。

にも関わらず、わざわざ手書きで手間ひまかけて、筆文字を書いている意味はなんなのでしょうか。

そもそも「年賀状」の役割って?

そもそも、年賀状の役割についてご存知でしょうか?
案外、知らずに年賀状を書かれている人もいらっしゃるのでないかと思います。
とは言うものの、かくいう私もお恥ずかしながら知りませんでした。┏〇 ペコリ

年賀状の役割。
それは、これまでお世話になった人に「ありがとう」の気持ちを伝えるための挨拶状なのです。
そして、新しい年を迎えるにあたり、改めて「今年もよろしくお願いします」と伝える目的があります。

なお、他の役割として「近況報告」として出される方もいます。
ただ、最近ではFacebookやLINEなどで普段からつながっていることも多いので、そうした意味合いについては、以前よりも薄れてきているかもしれません。

手書きの筆文字が持つ「魅力」とは?

手書きの筆文字には「心に訴える力」があります。
文字の意味を力強く伝える。
心に直接、揺さぶりかける。
そういう文字が持つ力です。

そうした力があるからこそ、企業は商品宣伝のポスターに、わざわざプロの筆文字作家に依頼して、商品名を筆で書いてもらいます。
(僭越ながら私も大手飲食チェーンの販促ポスターなどで、商品名の筆文字を担当したことがあります)

日常で目にしている様々な印刷物や看板も、よく見ると手書きの筆文字が使われています。
筆文字作家はそうしたお店や商品の魅力を伝えるための、お手伝いをさせていただいております。

手書きの筆文字で心を込めた挨拶を

年賀状も同じです。

「謹賀新春」、「恭賀新年」、「あけましておめでとうございます」
これらは年賀状にお決まりの言葉です。
ですが、年賀状を作成する際には、なんとなくで素材を選ばれていませんか?

ぜひ、手書きの筆文字素材を使ってみてください。
きっと相手に伝わる思いの強さが違うはずです。

もしも本サイトの筆文字素材をご覧いただきまして、お気に召されたなら、ぜひあなたの年賀状にお使いくださいませ。

手書きの筆文字を使うコツ

実際に使ってみるとわかるのですが、手書きの筆文字素材は存在感の強さが違います。
そのため、手書きの筆文字素材を使うには、ちょっとしたコツがあるのです。
それを知っておくと、見栄えが良い年賀状が、楽に仕上がるでしょう。

文字の背景に派手な模様を入れない

手書きの筆文字の背面に派手な模様を挿入すると、ごちゃごちゃして落ち着かなくなります。
例えば、年賀状の背景素材というと、全体が模様で色の濃い派手な背景があります。
下図のようなものです。

こうした背景自体はとても素敵なのですが、手書きの筆文字を使う場合は、背景との互いの主張が強すぎて、バランスがとりづらくなりますので注意してください。

基本は、白地または薄い色の背景に、手書きの筆文字を配置すると良いです。

派手な模様にしないもう1つの理由

実はもう1つ、白地や薄い色の背景を推奨する理由があります。
本サイトの筆文字素材は、和紙に1枚ずつ、手書きをして、それをスキャナで取り込んでいます。

そうした手動の作業を行っている都合上、いくつかの素材は、黒色の文字のフチに、白色が残っていることがあります。
そのため、濃い色の背景に文字を重ねると、その余分な白色が目立ってしまう可能性があります。

そういった意味合いからも、背景は白地または薄めの色のものがオススメです。

手書き文字素材を利用するには?(Word使用の場合)

本サイトでは、マイクロソフト(Microsoft)社の文書作成ソフト「Word」で手書き文字を利用する手順を、別ページにて図入りで解説しています。
詳しくはそちらをご参照ください。

手書き文字素材を編集・加工するには?

「筆文字素材で良いのを見つけたけど、タテ書きじゃなくてヨコ書きで使いたいんだよね・・・」

そんな場合も大丈夫です。
本サイトでは、無料の画像編集ソフトを使って、文字素材を自由に加工・編集する方法も紹介しています。

下図は例です。
ヨコ書きの筆文字素材である「ねぎ」の2文字を、タテ書きに加工編集しています。
(具体的には「ぎ」の文字の位置を変えることで、タテ書きに変えています)

筆文字素材の加工手順については、下記のページで詳しく解説しておりますのでご参照ください。

⇒ 「素材の使い方」ページ に移動した後、「素材を加工して使う」の項目を参照

加工方法は、下記の4つを説明しています。
・文字の色を変える
・文字の輪郭にフチをつける
・文字の配置を変える(上図の「ねぎ」の例)
・素材の一部のみを利用する

お気軽にどうぞ

最後になりますが、ぜひ、当サイトの手書きの年賀筆文字素材をお楽しみくださいませ。
あなたが大切なご家族やご友人にお送りする、新年のご挨拶のお役に立てることができたなら、筆文字作家としてなにより嬉しいです。

また、当サイトは随時更新しております。
投稿する素材は気まぐれに選んだものを書いておりますが、時々でも、のぞいていただけれましたら幸いです。

年賀状のあいさつ言葉で使ってはいけないもの

この後はオマケとしまして、年賀状のあいさつ言葉のマナーを紹介しておきます。
年賀状素材使用の補足事項となります。

年賀状のあいさつ言葉を「賀詞」といいます。

この賀詞には、相手の立場によっては使っていけない言葉があります。
案外知らずに送ってしまっている人も見かけますので、ご存じないという方は、これ以降の記事もご参照いただければと思います。

目上の人に対して使える賀詞

まず、目上の人に対して使える賀詞を紹介します。

「謹賀新年」「謹賀新春」「恭賀新年」「恭賀新春」

これらはなぜ、目上の人に使えるかと言いますと、文字の意味がそのまま当てはまります。
「謹賀」の「謹」は、「謹んで」(つつしんで)という意味。
「恭賀」は「恭」は、「恭しく」(うやうやしく)という意味。

そして、両方に含まれる「賀」という文字には、「祝う」や「喜ぶ」といった意味があります。

つまり、「謹んで祝う」、または「恭しく祝う」という意味です。
これらのことから、先ほどの4文字の賀詞は相手に対して、丁寧に新年のあいさつを伝えていることがわかります。

「謹賀新年」=「謹んで、新年をお祝い申し上げます・・・」

目上の人に対して使ってはいけない賀詞

今後は逆に、目上の人に使ってはいけない賀詞を紹介します。

1文字「寿」「賀」「春」「福」「禧」「慶」
2文字「賀正」「迎春」「賀春」「頌春」「初春」「寿春」

これらは先ほどの4文字のものと違い、「謹賀」や「恭賀」が付いていません。

そのため、この「賀正」のように2文字だけだと、単に「おめでとう!」という挨拶をしていることになります。
イメージとしては、ざっくばらんな感じの挨拶です。

使ってはいけない賀詞のまとめ

すでに気づかれている方も多いかと思いますが、つまり、1文字または2文字の賀詞は、目上の人に使ってはいけないということです。

せっかく年賀状を送っているのに、それで相手を不快にさせたり、自分の評価を落としたりしたら、とても残念です。

送る気持ちと合わせて、ぜひ年賀の挨拶マナーもおさえて、送ってみてくださいね(^^)

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